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伊 |
よっし、これでOK!
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ロ |
あ、あの子いっしょにドルパに遊びにいった子!
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マ |
確かホイホイちゃん?
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ア |
あら、ロウラさん、マーガレットさん。
そうですよ、伊達ちんさんに最終調整してもらってるところなんです。
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ロ |
さいしゅーちょーせいー?
ひょっとしてホイホイちゃんってロボット?!
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ア |
そうですよ。
害虫退治のスペシャリスト・ロボットさんなんです。
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マ |
伊達ちんが作ったの〜?
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伊 |
いや、私はちょっと改造しただけさ。
アンテナ感度が悪かったんでね。
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ロ |
ホイホイちゃん、髪の毛はねちゃってるよ?
・・・んしょんしょ。
あれ? きれいにならない。
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伊 |
そうなんだよ。
どうしてもそこだけはねちゃうんだ。
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マ |
蒸しタオルとかでもダメなの?
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ア |
だめなんです〜。
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ネ |
でもまぁ、まったく心強いよ。
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ゼ |
ほんと。
はい、これプレゼントよ。
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ホ |
ヴヴッ!
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マ |
・・・ホイホイちゃんってしゃべれないの?
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伊 |
あぁ。
声を出すのは簡単なんだけど、かわいい声でしゃべらせるのはこの私にも難しいんだよ。
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ホ |
ヴヴ〜☆
ヴヴヴ〜☆
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ネ |
気に入ってくれたみたいだ。
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ロ |
ホイホイちゃん、それで害虫と戦うんだ〜。
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マ |
いっぱいもらえてよかったね〜☆
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伊 |
・・・いやしかし、ちょっと装備多すぎるかもしれないな。
ま、この天才がカスタマイズしたホイホイちゃんなら大丈夫だろうけど。
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マ |
え、そんなにいっぱい持ってるの?!
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ア |
・・・さっき私もあげたんです。
ちょっと心配になってきました。
ホイホイちゃん、もらった武器全部出してみて。
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☆
☆
☆
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ロ マ |
これは・・・!!
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ホ |
ヴヴッ??
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ア |
・・・あ、これだけなら普通ね。
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ネ |
まったくアーミーも心配性なんだから。
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マ |
え、これ普通なの?!
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ゼ |
全然普通よ。
・・・いや、手裏剣とか足りないかしら?
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メ |
あらあら、勇ましいのね〜☆
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マ |
あ、メイメイねーちゃんっ☆
あのねあのね、ホイホイちゃんって、害虫退治の名人さんロボットなんだって〜☆
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メ |
害虫退治?!
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ロ |
え〜っとほら、あのよく台所の隅とかにいる黒くて・・・。
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メ |
そんなものはこの家にいないわっ!!
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びくうぅ!!
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メ |
・・・あ、大きな声出してごめんなさい。
でも、でもね、そんな生き物はこの家にはいないの。
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ロ |
え?
でも、ロウラこのまえ・・・
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メ |
いないのっ!
いないったらいないのぉっ!!
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ロ |
う、うぅ、うんっ!
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マ |
あ、そ、そうだねっ。
この家にそんなもんいるわけないよね☆
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ア |
でもさっきからホイホイちゃんが・・・。
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ホ |
(ちらっちらっ、ちらっ)
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伊 |
ん〜、なんか部屋のあの隅辺りがすごく気になってるみたいだ。
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メ |
ひぃ〜。
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ホ |
(ちらっちらっ、ちらっ)
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マ |
あ、ほら、きっと蚊よ!
害虫といっても蚊の方よ!!
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ロ |
あ、そうそう、そうだよ!
この前ひづきが寝てるときに足の裏を刺されて、夜中に目が覚めてから寝られなくなってたじゃない?
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メ |
・・・あ、そ、そうね、そうね〜。
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ホ |
ヴヴ〜!
ヴヴヴ〜!!
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ア |
(いやこれはきっと大物だわ・・・)
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