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マリ |
・・・。
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ロ |
・・・ん?
んんんんんん?!
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マリ |
ちょっと、いい?
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マ |
え?!
お姉ちゃん、だあれ?!
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ギ |
なんだ、マリムじゃないか。
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ロ |
ギル、知ってるの?!
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ギ |
あぁ、そいつはマリム。
私とおんなじで闇姫様直属の堕天使だ。
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ロ |
へぇ〜。
私、ロウラ。
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マ |
私、マーガレット。
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マリ |
マリムよ。
闇姫様のお言葉をみんなに伝える役割を仰せつかってるわ。
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マ |
メッセンジャーってこと?!
かっこいい〜☆
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マリ |
うふふ、まあね。
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ギ |
いや、そんなかっこいいもんじゃない。
ただのパシリだ。
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ロ |
闇姫ちゃん直属のパシリ?!
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マリ |
ギル〜、そんな言い方ひど〜い!
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ギ |
冗談だよ。
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マリ |
もう〜。
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ロ |
(ギルが冗談いって笑うなんて・・・。)
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マ |
(仲がいいのかなぁ?)
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ギ |
ところで、なんか用があったんじゃないのか?
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マリ |
あぁ、そうだわ。
闇姫様のお言葉を伝えるわ・・・って、そっちのその子はひょっとして天使?
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マ |
うん、マーガレットは天使だよ☆
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マリ |
・・・どうして天使がいっしょにいるのか理解できないんだけど・・・、
ちょっと天使ちゃんは遠慮してくれない?
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マ |
え〜!
マーガレット、聞いちゃいけないの〜?!
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ロ |
仲間はずれはだめだよぉ〜!!
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ギ |
どうせ秘密にしないといけないような話じゃないんだろ?
いっしょに聞いたっていいじゃないか、別に。
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マリ |
・・・ほんと、ギルったら小さい子には甘いわねぇ。
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マリ |
こほん、では、闇姫様のお言葉を伝えます。
『遥かウルティマより沸きいでし漆黒の闇が、この地を昏く覆い尽く・・・』
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ロ マ |
・・・・・・??
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ギ |
・・・すまん、わかりやすくたのむ。
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マリ |
・・・・・・。
『遥かウルティマよ・・・』
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ギ |
わ・か・り・や・す・く、たのむ!
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マリ |
・・・・・・。
『冷蔵庫のカルピスがちょっとしか残ってないから、
夕方の買い物のときに買ってきといて』
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ロ マ |
・・・それだけ?
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マリ |
・・・えぇ。
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ギ |
やれやれ、なんでもかんでも大げさな言い方で伝えればいいってもんじゃないぞ。
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マリ |
なによ!手紙の代筆とかでもいろいろ飾りを付け足すでしょ?
私なりに、闇姫様の威厳が出るような言い方にして伝えてるのよ!!
・・・なぜか不評だけど。
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☆
☆
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フ |
はい、カルピスですね。了解しました。
・・・ところで、カルピスはふつうのでいいんですか?
オレンジカルピスとかの方がいいですか?
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ロ |
あ、どうだろう?
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マ |
闇姫ちゃんは何も言ってなかった?
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マリ |
え?!
え、えっと、特に何もおっしゃってなかったわ。
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ロ |
んじゃ、ロウラ、どっちがいいかちょっと聞いてくるよ!
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マ |
あ、マーガレットもいっしょに行く〜☆
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マリ |
あ、ま、待って!
そーいうのは、私の仕事だから・・・!!
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ロ |
んじゃ、闇姫ちゃんのところまで競走しよ〜!
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マ |
OK!
早くついた人が闇姫ちゃんにカルピスどっちがいいか聞けるってことね!!
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マリ |
え?え?え?え?
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ギ |
それ、よーいどーん!
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ロマ |
わぁ〜☆
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マリ |
ちょ、ちょっとまってぇ〜!!
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☆
☆
☆
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ロ |
はぁ、はぁ、はぁ・・・。
いっちばぁ〜ん!!
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マ |
負けたぁ〜。
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マリ |
闇姫様ぁ〜。
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ロ |
闇姫ちゃん、カルピスどんなのがいい?!
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姫 |
・・・な、何事?!
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☆
☆
☆
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ギ |
そろそろ帰ってくるころかな?
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フ |
そうですね。
誰が先頭で帰ってくると思います?
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ギ |
ん〜、ロウラだろう、たぶん。
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フ |
うふふ、私は・・・、闇姫様だと思います。
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姫 |
いっちゃぁ〜く!!
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フ |
ほら☆
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ロ |
むむ、闇姫ちゃんまってぇ〜!!
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マリ |
あぁぁぁ、闇姫様!
それでは私のメッセンジャーとしての立場がぁぁぁ!!
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姫 |
フェイ、両方買ってきといて。
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フ |
はい、了解しました。
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ロ |
まけちゃった。
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マ |
闇姫ちゃん早い〜。
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マリ |
はぁはぁはぁはぁ・・・。
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☆
☆
☆
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ギ |
ほい、おつかれさん。
みかんでも食べて休め。
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マリ |
ありがと。
・・・私ここでやっていけるかしら。
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ギ |
心配しなくてもすぐ慣れる。
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マリ |
・・・ギル、あなたそんなにしゃべるほうだった?
もっと無口じゃなかった??
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ギ |
ん、そうだったか?
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