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姫 |
・・・あづぃ
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マ |
あれ、闇姫ちゃん、どうしたの?
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姫 |
ん〜?
なんだあんたたちか。
あつくてばててんのよ。
見てわかんない??
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ロ |
じゃぁ、もうちょっとすずしそうな服に着替えたら?
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姫 |
いいよ、もう。
何をするのもめんどくさいわ。
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ロ |
だらしないなぁ、もぅ。
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姫 |
あ〜!
あついあついあついあついあついあついあついあつい〜!!
(じたばたじたばた・・・)
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ロ |
わっ!
闇姫ちゃんが壊れかけてる?!
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マ |
暴れるとよけい暑くなるよぉ〜。
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姫 |
ふぅふぅ、あつくなった・・・。
(ごろっ)
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ロ |
ほら、いわんこっちゃない。
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姫 |
うっさいな〜、もう寝てるから、ほっといてよぉ。
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ロ |
ねぇねぇ、ごろごろしてないでさ、セミ取りに行こうよ。
セミ取り。
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マ |
夏の風物詩だよ。
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姫 |
ん〜〜〜、セミ取り〜?!
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姫 |
・・・。
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姫 |
やだ。
オチまで見えたから。
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マ |
えぇ〜?!
そんな、行こうよ行こうよぉ!!
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姫 |
も〜、この暑いのにわざわざ気持ち悪い鳴き声の宇宙人退治なんかしたくないわよ!!
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ロ |
闇姫ちゃん、つれないなぁ〜。
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如I |
どうしたのぉ〜?。
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姫 |
ん〜?
またうるさいのがきた〜。
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如II |
闇姫ちゃん夏ばて〜?
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マ |
夏ばてっていうより、
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ロ |
暑いからだらっとしてるだけ。
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姫 |
・・・あ〜!!
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如II |
な、何?!
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姫 |
そうよそうよ、暑いと思ったら、太陽の化身がこんな近くにいたわ!
しかも二人も!!
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ロ |
あ〜、そういやそうだったね。
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姫 |
ちょっと、あんたたちこの暑さなんとかしなさいよ!
こんなギンギラに照ってなくてもいいでしょ?!
(ガクガクガクガク!!)
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如I |
や、闇姫ちゃん、無茶よぉ〜。
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如II |
ゆ、揺さぶらないでぇ〜。
目が回るぅ〜。
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ロ |
あ〜、闇姫ちゃん、騒ぐとまた暑くなるよ・・・。
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姫 |
・・・ん?
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如II |
あ、志野、茜里、なんとかしてぇ〜。
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志野 茜里 |
・・・。
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姫 |
な、なによ、文句あるの?!
ちょっと、やる気?!
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茜里 |
(ガシッ!!)
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如I 如II |
あ、茜里?!
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姫 |
??
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志野 |
ごめんなさい、如。
暑すぎるのよ・・・。
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茜里 |
ちょっとだけ、パワー下げててほしいだけなの。
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志野 |
大丈夫、ただの筋弛緩剤脱力剤だから。
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如I 如II |
いや〜〜〜〜っ!!
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如I |
やだやだやだやだ、や〜〜!
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志野 |
怖がらなくていいのよ、痛くしないから☆
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如II |
たすけてぇ〜!
マーガレット!ロウラちゃん!闇姫ちゃん〜!!
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姫 |
ひぃ・・・。
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ギ |
こら。
(げしっ)
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志野 |
(ぶすっ)
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茜里 |
はうっ!
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志野 |
あ。
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ギ |
ちいさいこを泣かすなって言ったろ?!
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如I 如II |
うわ〜ん、ギルさ〜ん!
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茜里 |
あ、う、あ、う、お・ね・い・ちゃん、ぬ・い・て。
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志野 |
ちょ、ちょっと待ってね!
(あせあせ)
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ギ |
そら、遠慮せずに全部入れろよ。
(ぎゅー)
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志野 |
あぁ?!
(ちゅぅぅ〜〜)
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茜里 |
は、うぅぅ〜〜〜。
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ロ |
あ、ギル! 全部入れちゃだめだよ?!
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ギ |
ん? なんでだ??
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ロ |
だって、半分は、志野ねーちゃんに使うために取っておかないと・・・!
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ギ |
・・・なるほど。(にやり)
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志野 |
!!
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志野 |
(ちゅぅぅぅ〜〜)
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ギ |
あ! 自分で茜里に全部入れた!!
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茜里 |
お、お・ね・い・ぢゃん?!
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志野 |
(ごめんなさい茜里、お姉ちゃん、やっぱり自分の身がかわいいの・・・)
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マ |
なんだかものすごく醜いものを見ている気がする・・・。
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志野 |
きょ、今日のところはおとなしく引き上げるわ。
でもこれが最後だなんて思わないでね。
いずれ第二・第三の志野と茜里があなたたちの前に・・・。
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ギ |
やかましい、はやくうせろ。
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茜里 |
(ずるずる・・・)
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如I 如II |
ぐすっ、ぐすっ・・・
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姫 |
あ〜、ほら、もう怖い人は行っちゃったから、泣かない、泣かない。
しかし、今のはホントに怖かったわ。
おかげで背筋から冷えちゃった。
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姫 |
・・・うぅ、なんかいやな汗かいちゃったなぁ。
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ル |
あの〜、扇風機があるよ・・・。
(ごとごと)
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姫 |
あ、それよそれ!
そーゆーのが欲しかったのよ!!
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姫 |
あ〜ごくらく〜。
(ぱたぱた)
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ロ |
・・・でもやっぱりゴロゴロするんだ。
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