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ギ |
・・・そろそろほとぼりも冷めたころかしら。
うふふふ、あのくらいであきらめる私じゃないわ。
ガードが薄くなった今こそ、アルベール様にあのチョコを・・・。
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ベ |
ふんっ、そんなことだろうと思ったよ!
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ギ |
なっ!ベッキー?!
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ベ |
キミの考えそうなことなんて、まるっとお見通しサっ!!
ボクの目の黒いうちは、アルベールには指一本触れさせないからねっ!!
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ギ |
さすがね、ベッキー。
でも私だって邪魔が入ることくらい計算してるわ。
・・・うふふ、今頃メルジーナが、私のチョコをアルベール様に手渡してるころよ。
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ベ |
な、なんだってー?!
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ギ |
(今だわっ!!)
ぴんっ!
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ベ |
はぐっ!
むぐっむぐっ。
・・・はっ、今、ボクに何を食べさせたの?!
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ギ |
うふふ、この前作った惚れ薬よ。
この際手段は選んでられないわ。
これであなたも私にぞっこんラヴ。
私の邪魔をしないようにおとなしくゆうことを聞いててね☆
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ベ |
そ、そんな〜、う、うぐぐぅ〜。
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ロ |
あー、ギュンナがまたなんかやってるぅ〜!
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マ |
なにしてるの〜?!
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ギ |
またうるさいのがきた。
えいっ。ぴしっ、ぴしっ!
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ロ |
ふぐぅっ!
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マ |
はぐぅっ!
・・・の、のんじゃったぁ〜!
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ロ |
ギュンナぁ〜☆
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マ |
ギュンナお姉ちゃ〜ん☆
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ギ |
・・・さすがに子供は廻りが速いわね〜。
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ベ |
ふ、二人とも、しっかりぃ〜。
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ギ |
さて、私はこれからアルベール様のところに行ってくるから、
邪魔しないようにおとなしくしててね。
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ロ マ |
ハ〜イ☆
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ギ |
うふふふ、ベッキーちゃんも、おとなしくしててね〜。
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ロ マ |
・・・。
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ベ |
・・・。
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ギ |
わぁっ、なに?!
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ロ マ |
・・・ギュンナ〜☆
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ギ |
危ないじゃない、二人とも!!
どういうこと、効いてないの?!
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ベ |
ふふふ、効いてるよ、効いてるとも。
ボクも、
殺したいほどキミが好きになっちゃったよ!!
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ギ |
ひぃ〜〜!!
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ロ |
ギュンナのこと、お星様にしてあげるね〜☆
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ギ |
いやぁ〜!
ここにいたら、ホントに殺されるぅ〜!!
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ロ |
あぁ、まってぇ〜☆
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マ |
パン、パン!
パン!!
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続く → その2
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